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うた

うたの火が灯る夜
息子を抱いて
1LDKの小さな宇宙へ
身体中が 音楽になる夜

耳がぽわんと遠くなり、
宇宙に溶け出していくような感覚で
歌っていることさえ忘れているような時に
それでしか満たせない穴がやっと埋まる
心の中の静かな場所にある
それでしか満たせない 穴
息子は黙って抱かれてる
多分 うまれるまえから
母の葛藤のこと ぜんぶ知ってる

お守りにも呪いにもなり得る
うたと音楽の魔法に
こんなふうに
美しくかかれる夜がある


愛され、傷つけられ、
愛して、諦め、傷つけて、
どうしてこんなに大切なのか知らない。
もう決して、好きなだけじゃない。
悩むのも、自分にがっかりするのも、もう疲れた。
一度の人生、楽しく暮らしたい。
だけど、たまに、どうしても、歌いたい。
たまらなくなって、歌っちゃうんだ
またぼろぼろになったとしても、歌わずにいられない

燻る、ということは
まだ消えてないからだ
風がふいて
うたの火が灯る夜に
新しい気持ちが生まれた

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by soundnoji | 2017-08-18 11:13