乗ればいい電車を見送った
朝日と 矢野顕子
しずかにとまったじかん
涙がでて動けなくなった
「走り出せ 中央線
夜を越え ぼくをのせて」
たとえ明日の君を知れなくても
いつでも一緒なんだ
ずっとずっとたぶんえいえんなんだ
ずっと消えたりなんかしないんだ
うたとおんなじで
朝日が照らすもの
しずかに うまれるもの
こころは光合成をして
細胞分裂をして、すこしかわる
それが重なって重なって、で、生まれ変わってまた重なって
きっとあたりまえのことなんだな
あまりにも自然だから、あまりにも切ないことなんだ
中央線を何度もくりかえし聴いて
朝日に照らされて
なんとなくわかったまま
いや、やっぱりぜんぜんわかんないまま
しずかに 眠るとする
こうゆう秋の晴れた朝 好きだな◎