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はじまりの日

たぶん その光は
言葉にはならない

今バスは朝もやを割って
記憶の旅にでる
あれは こわそうとした 幼いわたし
それは 愛ひとつで立ち向かってきた光
ほっぺじゃないところが
じんじん痛くて
たぶん 涙はあれからずっと止まってないの

つないだ
あなたの手はすこし小さくなっていて
鏡に映した
わたしはもう大人だった

光が体中を旅して
世界はどんどん大きくなってく
ねえ その光は一体どうなっているの?

あれは 世界に一人きりだった日のわたし
涙を止めたのは太陽でも時間でもない
馬鹿だねって あなたが泣いてしまったから

つなごう
その手はまだやさしい石鹸の匂いがするの?
鏡に映った
わたしはまだ子供のまま

バスは今 たどり着いた
大きくてまだ何も知らない世界
わたしは今 一人 大きく息を吸いこんで
飛び込むよ
ほら
体中の光がわたしに魔法をかけて溢れ出してる

高鳴る はじまりの日に
わたしたちはずっと
光のなかで つないでいよう
光のなかで 踊っていよう
なにかがひとつおわった
高鳴る はじまりの日
by soundnoji | 2007-01-03 22:27 | ダイアリー